借金はいくらからやばい?借金100万円が目安?「総額」よりも「状況」別に判断を!
借金の総額が増えてくると、「自分の借金はやばい状況なのか?」、そして「借金はいくらからがやばいのか?」が気になってくる方も多いのではないでしょうか。
借金地獄に陥らないためにも、返せない額=借金やばい!という状況に陥る前に問題を解決したいところです。
現実的に考えて、借金はいくらからがやばいのでしょうか?金額の目安などはあるのでしょうか?
次のようなお悩みを抱えている方は要チェックです。
- 借金のやばいラインってある?みんな借金いくらあるの?
- 借金いくらまでなら大丈夫?
- ギャンブルの借金100万円ってやばい?
- 利息しか返せていない元金減ってない
当てはまる方は、すぐに対処しないと大変なことになってしまう可能性があります。
借金は返せない状態が続くと、遅延状態になり数ヶ月続くとブラックリストへの登録に。そうなる前に、借金を減らすことができないかを、<借金減額シミュレーターで調べておくと良いでしょう。 借金減額の手段である借金救済制度などの借金解決などについても触れてきます。 [toc]
この記事の目次
借金っていくらからやばい?やばいのは「金額」よりも「状況」次第!
借金救済制度で借金減額を考えるより前に、まず自身の借金状況についてしっかりと把握しましょう。
借金問題でやばい状況に陥っているかどうかは、借金総額だけでは判断できません。それよりも、借金を巡る自身の状況に注目するのがおすすめです。
一方で、消費者金融やカードローンでの借金は、より少ない金額でも注意が必要です。金利は高く返済期間も短いため、毎月の返済が厳しくなりやすいでしょう。
では、具体的にどういった状況に陥ると、「借金でやばい」と言えるのでしょうか。3つのポイントをお伝えします。
借金の総額が年収の3分の1を超えている
「借金はいくらからやばいのか?」が気になったら、自分自身の年収から逆算してみるのがおすすめです。
借金総額が年収の3分の1を超えていたら、すでにやばい状況に陥っていると言えるでしょう。
これは、消費者が借り過ぎないように年収などを基準にして決められています。返せなくなるであろう金額は貸さない!という訳です。
年収300万円の人にとっては、借金総額が100万円を超えたら、すでにやばいラインに達していると捉えて良いでしょう。年収600万円なら200万円です。
総量規制は、貸金業者の貸付のため、銀行のローンや信販会社のショッピングクレジットは総量規制の対象外となります。
借金を返済するために借入することがある
借金総額がそれほど多くなくても、月々の返済が厳しい場合には注意が必要です。お金を返済する目的でお金を借りている場合、すでに返済不能の状態に陥っていると言えるでしょう。
お金を返済するためにお金を借りても、借金問題の根本的解決には至りません。いずれその借金も、返済が厳しくなってしまうでしょう。
複数の金融業者からお金を借りて借金している
1社だけではなく、複数の金融業者からお金を借りている場合、「借金をする」という行動そのものが、非常に身近になっていると考えられます。
お金を借りることに抵抗がなくなれば、「無理なく返済できる範囲」を冷静に判断するのも難しくなるでしょう。また、自分が今いくら借りていて、毎月の返済がいくらになっているのか、把握するのも難しくなります。
「借金100万円」はやばい状況の一つの目安
借金でいくらからやばいのかは、個々の状況によっても異なります。ただし一つの目安となるのが「100万円」という金額です。
消費者金融やカードローンでの借金総額が100万円を超えたら、原状で特に困っていなくても、少しずつやばい状況に近づいていると捉えてください。
借金が100万円を超えると、金利負担分だけでも非常に重荷になってしまいます。借金返済のスピードも、ゆっくりになってしまうでしょう。
ちなみに、100万円以上の借金に対して、利息制限法が定めている上限金利は「15.0%」です。返済期間と総支払額の例をチェックしてみましょう。
毎月の返済額 | 返済期間 | 返済総額 | 利息負担分 |
---|---|---|---|
2万円 | 6年7カ月 | 1,579,052円 | 579,052円 |
4万円 | 2年7カ月 | 1,206,514円 | 206,514円 |
6万円 | 1年7カ月 | 1,128,396円 | 128,396円 |
「毎月2万円程度までなら、家計をやりくりして無理なく返済できる…」と思う方も多いのではないでしょうか。
しかし借金が100万円まで膨らんでしまうと、毎月2万円の返済では、完済までに6年半以上の期間が必要になります。100万円を借り、利息として支払う費用が60万円近くに。負担は非常に重くなってしまいます。
毎月の返済を6万円程度にまでアップできれば、返済期間は1年半程度にまで短縮。利息分も13万円弱になります。
借金でやばいときに意識したい対処法3つ
ここまで紹介してきた情報から、「もしかしてすでにやばい状況に陥っているのでは…?」と不安を感じている方もいるのではないでしょうか。
とはいえ借金問題は、諦めなければ必ず解決の道があります。「もしかしてやばいかも…」と思えたことをチャンスと捉え、以下の3つの対処法を検討してみてください。
借金の借り換えや一本化をする
複数社から借入を行っている場合、まずは状況を、できるだけシンプルに整理しましょう。利用する業者が少なくなれば、その分返済管理も楽になります。
一本化する時のコツは、できるだけ利息が少ない金融業者を選択すること。その後の返済総額にも、大きく関わってくるでしょう。
また、1社からのみ借入を行っている場合も、低金利ローンへの借り換えは積極的に検討してみてください。
上限金利の15%で借りている100万円を、12%のローンに借り換えできたら、返済期間や返済総額は以下のように変化します。
毎月の返済額 | 返済期間 | 返済総額 | 利息負担分 |
---|---|---|---|
2万円 | 5年10カ月 | 1,393,187円 | 393,187円 |
4万円 | 2年5カ月 | 1,156,472円 | 156,472円 |
6万円 | 1年7カ月 | 1,099,445円 | 99,445円 |
特に、毎月に返済額のアップが難しく、返済期間が長くなりがちな方にとって、適用金利は重要なポイントです。ぜひ低金利ローンへの借り換えを検討してみてください。
返済プランの見直しをする
借金でやばいかも…と思ったときには、ぜひ返済プランの見直しをしてみてください。ポイントは、
- 毎月の返済額をできるだけ多くする
- できるだけ早く完済する
この2点です。
また、副業で収入アップを目指すのもおすすめです。毎月2~3万円でも稼げれば、その分返済スピードをアップできます。
「継続的にお金を用意するのは難しい…」という方におすすめなのが、繰り上げ返済です。不用品の売却や単発バイトでお金ができたら、すかさず繰り上げ返済に回しましょう。
繰り上げ返済で元本を減らせれば、その後の返済も楽になります。
債務整理を検討する
借金が想像以上に膨らんでいて、「このままでは完済するのは難しい…」と発覚するケースもあるでしょう。
このような場合には、債務整理について検討してみてください。
債務整理とは、国が法律で認めた、借金を整理するための手続きのこと。借金救済制度とも言われています。任意整理や個人再生、自己破産といった種類があり、自身の状況に合ったものを選択する必要があります。
主な債務整理の特徴は、以下のとおりです。
任意整理 | 裁判所を通さずに、債権者と債務者が直接話し合い、借金返済に関する新たな条件を取り決めます。「将来利息をカットした上で、元本のみを手続き後3~5年で完済する」という形に落ち着くケースがほとんどです。ただし返済できるだけの経済力がない場合や、そもそも相手が交渉に応じない場合は手続きできません。 |
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個人再生 | 裁判所を通して、元本を含め、借金を大幅に減額するための手続きです。借金総額は、最大で5分の1から10分の1程度にまで減少させられるケースもあります。手続き方法は複雑ですが、住宅ローン特則によって、自宅を守ったままその他の借金を整理する道も。手続き後に残った借金は、3~5年で完済します。返済能力がなければ手続きできません。 |
自己破産 | 返済能力がないと認められた場合に、借金の返済義務をチャラにする手続きです。裁判所を通して破産申し立てをして、免責許可を得られれば、借金はゼロに。代わりに、自身が所有する財産は一部を除いて処分されます。 |
どの方法を選択しても、ブラックリストには掲載されてしまいます。手続き後一定期間は、新たなローン契約やクレジットカードを作成・使用は難しくなるでしょう。
債務整理を検討するならまずは専門家に相談を
実際に債務整理について検討し始めたら、まずは一度、弁護士や司法書士といった専門家に相談してみましょう。
- 本当に債務整理する必要があるのか?
- 債務整理でどういった効果が期待できるのか?
- どの債務整理が適しているのか?
- 債務整理をした場合、どのようなデメリットが発生するのか?
- 費用はどれぐらいかかるのか?
- 債務整理する上で、利用できる扶助制度はあるのか?
これらの疑問を明らかにできるでしょう。
専門家に相談し、実際に債務整理を依頼することになれば、その段階から取り立てをストップさせられます。今現在、すでに取り立てに悩んでいる方にもおすすめです。
まずは無料相談で、借金問題でやばい状況をどう解決していくか、はっきりさせましょう。借金問題に強い専門家を選んで、相談してみてくださいね。